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ホームページのSSL化とは?「https」の仕組みや重要性を解説!

ホームページのSSL化とは

はじめに

※SSL(正式名称:Secure Sockets Layer)とは、簡単に言うとホームページとそのサイトを閲覧しているユーザーとのやり取り(通信)を暗号化するための仕組みとなります。

SSL化を行うと、ホームページのURLが「http」から「https」に変更されます。追加される「s」は【secure(セキュア:安全である)の意】の頭文字です。

既にホームページがSSL化されているかどうか?
● サイトURLが【 s 】の付いた 「https:// 」で始まっている。
● ブラウザのアドレスバーに【鍵マーク】が表示されている。

皆さんは、ホームページのSSL化や常時SSL化という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
ホームページのSSL化とは、ホームページを運用するうえで必須になるものです。「まだしていない」という方は要注意!ネット犯罪数の増加に伴い、SSLの重要性は年々増すばかり!

この記事は、こんな方におすすめ!
● 現在、「保護されていない通信の⚠警告」が表示されている。
● そろそろホームページのURLを「https」にしたい。
● 会社のホームページを作りたい。
● ホームページをSSL化について知りたい。

常時SSL化に関して言えば、既に「http://」から始まるページではChromeなどのブラウザで警告がでるようになっています。(→Chromeブラウザでは非SSL(http)ページへの警告表示が2017年から段階的に強化されてきました。)

この警告をもって、ユーザーが「安全ではない」と離脱する可能性もありますので、早目の対策が必要です。

この記事では、ホームページのSSL化「https」の仕組みや重要性を出来るだけ解かりやすく解説します。これからホームページを開設する初心者の方にも、ぜひともご参考にしていただけると嬉しいです。

「保護されていない通信の⚠警告」が表示されている
\ホームページのSSL化「https」化が必要な方/

ぜひお気軽にご相談ください。  

目次

  1. ホームページのSSL化とは?
    • 暗号化通信
    • サーバー証明書
  2. ホームページを常時SSL化するメリット
    • SSL導入のメリット4つ!
    • 実はGoogle検索への対策がSSL化の最も大きい理由!
    • SSL導入のデメリット
  3. アドレスバーで安全確保されているかわかる
    • ホームページのURLに、SSL化の特徴があります。
  4. ユーザーはSSLの有無をとても重要視している
  5. ホームページのSSL化とは?まとめ
    • SSL/TLS 暗号化通信(SSLの最新版)
  6. お問い合わせ先
    • IPカスタマーサポートへのお問い合わせ
  7. 【1】ホームページのSSL化とは?

    ホームページを表示するには、サーバーとブラウザの間でデータの通信(http=通信規約ルール)が行われます。その「http」に、【Secure(セキュア:安全である)】の頭文字「s」が追加されたのが、「https」になります。

    ホームページのSSL化とは?

    皆さんが日常的に利用しているインターネットは、悪意のある第三者が通信(やりとり)を盗み見ることができてしまいます。

    例えば、ユーザーが閲覧しているホームページURL、掲示板に書き込んだ内容や個人情報など、ショッピングサイトで入力したクレジットカード情報なども盗み見ることが可能です。まさに危険性と隣り合わせと言えます。これでは安心してインターネットを利用することが出来ませんね。

    これを防ぐために開発されたのが、SSLの仕組み・技術なのです!
    SSLを導入すると、インターネット上の通信はランダムな文字列に暗号化されます。
    なお、呼び方については、SSL化、常時SSL化、HTTPS化などと言います。

    しかしながら、こうしたセキュリティ対策についても日々、急速に進化しており、現在では【SSL/TLS】という、SSL(正式名称:Secure Sockets Layer)より安全な暗号化通信の規格TLS(正式名称:Transport Layer Security)が新しく安全なバージョン(SSLの最新版)として主流となりました。

    但し、日本では既にSSLや常時SSLという名称が定着していたため、【SSL/TLS】などもまとめてSSLと呼ばれることが多くなっていますので、ご安心ください。

    実は、SSLは、【暗号化】と【サーバー証明書】という2つの機能でホームページの安全を保っています。それぞれについて詳しく見ていきましょう。

    SSL/TLS 暗号化通信

    下記のようなイメージとなります。
     例)高橋 → 3kai7j
       大阪 → eq73kmfc2

    このように暗号化されていれば、たとえ通信が盗み見されても、名前や住んでいる地域を特定することはできません。
    もしもSSLがなければ・・・「高橋さんが住んでいるのは大阪ですよね」ということがバレてしまうということです。

    私たちは、このSSLの仕組み・技術があるからこそ、日常的にインターネットを利用することが出来るのです。
    ホームページのSSL化とは、SSLの仕組み・技術を活用してホームページに閲覧している状態のことを指します。
    また、ユーザーが閲覧しているホームページURL、掲示板に書き込んだ内容や個人情報など、ショッピングサイトで入力したクレジットカード情報などのみならず、ホームページ全体をSSLで通信することを常時SSL化といいます。ホームページのURLが「https://~」で始まっている場合、常時SSL化がされているので安心してください。

    SSL/TLS サーバー証明書

    サイバートラスト社に代表される信頼された認証局が、情報通信先サーバーのサイト所有者が実在していることを証明し、Web ブラウザと Web サーバー間(サーバー同士でも可能)で SSL(Secure Socket Layer)/ TLS (Transport Layer Security) 暗号化通信を行うための電子証明書です。

    「SSL/TLS 暗号化通信」によりインターネット上での情報漏えい(第三者からの盗み見やデータ改ざん・なりすまし)は防げますが、サイト運営を行う企業が悪意を持っている場合は情報漏えいを防止するとができません。

    このため、信頼される認証局が、サイト運営企業に対して審査を行い、その「サーバーの実在証明」をおこなった【SSL/TLS サーバー証明書】を発行する必要があるのです。

    このようにSSL/TLS 証明書には、実在証明と暗号化通信という、2 つの機能があります。
    これでユーザーが安心してサイトをご利用いただくことができます。

    【2】ホームページを常時SSL化するメリット

    ホームページは、お問い合わせや申込フォームで住所や電話番号を入力したり、ネットショッピングではクレジットカードの登録をおこなったり、重要な個人情報を取り扱う会社・店舗サイトや自治体・公共団体のサイトを安全に利用するためのSSLとはどのような仕組みなのでしょうか。では、SSL導入によるメリットについて詳しく見ていきましょう!

    【2】ホームページを常時SSL化するメリット

    サイトにSSLを設定するとさまざまなメリットがあります。
    主にセキュリティ向上、暗号化による通信内容の第三者からの盗み見やデータ改ざん・なりすまし防止、サイトの正確性証明になります。
    個人情報やクレジットカード番号などの重要データをランダムな文字列に暗号化し、「安心してインターネットを使うことが出来る」ということです。

    SSL導入のメリット4つ!

    ①【セキュリティ強化】リスクを防ぐことが出来る!
    インターネット上の通信(やりとり)を暗号化することでリスクを防ぐことが出来ます。

    SSL暗号化と電子証明書を組み合わせた「SSLサーバ証明書」は、通信の暗号化とウェブサイトの運営者・組織が実在することが保証されます。
    今までの一部のフォームなどを暗号化するのではなく、認証局発行のSSLサーバ証明書で全てのページを暗号化することで、インターネット環境におけるセキュリティリスク(第三者からの盗み見やデータ改ざん・なりすまし)に対抗し、ユーザーにとって安全なサイトを構築します。

    せっかくSSLを導入しても、一部のページだけでは第三者からの盗み見やデータ改ざん・なりすましは防ぐことはできません。すべてのページに導入することで、セキュリティリスク対策などに効果を発揮します。

    ②【鍵のマーク】がつくので、安心感を与えられる!
    SSL導入のメリットは、リスクから身を守ることだけではありません。

    SSLを導入すると、ブラウザ上に【鍵のマーク】がつくのをご存知でしょうか?
    この【鍵のマーク】は、「このサイトを使えば安全な通信が出来ます!」という証拠です。

    SSLを導入することで、ユーザーに「このサイトは安心して利用できるサイトだ!」と安心感を与えることができます。

    ③サイトの信頼度を高めることが出来る!
    SSLを導入すると、「SSLサーバー証明書」と呼ばれる、証明書が発行されます。

    そして、企業向けのSSLサーバー証明書の発行には 「どこの企業がそのサイトを運営しているのか」を登録し、認証局による審査を通過する必要があります。

    その審査は、登記簿謄本などを用いた本格的な形式によるものです。

    つまり、企業向けのSSLサーバー証明書が発行されているということは、 認証局に実在を認められた企業ということになります。

    これにより、サイトやその企業が「本当に実在している信頼のおける企業」ということをアピールすることができます。

    ④SEO(検索エンジンの順位の向上)にも有効である!
    常時SSLを推進しているのが、Googleです。

    Googleは、2014年にホームページが常時SSL化されているかどうかを、検索順位を決定する要素の1つとしました。

    検索エンジンのデファクトスタンダード(事実上の標準)であるGoogleがこのような姿勢をとっていることから、常時SSLをすることで検索順位が上がるのは今や明確です。

    検索順位が上がることでGoogleをはじめとする検索エンジンから、ユーザーが安心して使える信頼のおけるコンテンツであると高く評価されます。Googleは、ホームページを評価する際、SSL化されているかどうかを優遇する要素の一つにしています。セキュリティ強化の結果として、アクセス数の増加が期待できるかもしれません。

    既に93%ものホームページが常時SSLを導入していることを考えると、常時SSLは導入されていることが当たり前と認識されていると考えたほうが良いでしょう。

    逆に言えば、常時SSLがされていないとサイトの検索順位が下がるということです。

    ホームページを常時SSL化するメリット

    実はGoogle検索への対策がSSL化の最も大きい理由!

    • 2010年~ Google検索にてSSL化が始まる。
    • 2014年~ 常時SSL化されたホームページは、Google検索で優遇すると公表。
    • 2017年~ 非SSL化サイトに警告表示が始まる
    • Googleとしては、インターネット閲覧時のセキュリティーは最重要事項の一つと考えられている。そのため、セキュリテイー対策を全世界的に進めている。

    上記にも書きましたが、Googleが本格的にSSLを推奨し始めてまだ数年です。それ以前に作成していたホームページは、まだSSL化されていない場合が多くあります。
    リスク軽減、安心感&信頼性のアピール、といったメリットのあるSSLですが、 実はその重要性は近年増すばかり。サイトに常時SSL化を導入するとさまざまなメリットがあることを理解できたでしょうか。

    SSL導入のデメリット

    もしも、サイト運営者に専門知識がない場合、費用をかけて代行業者にSSL導入を依頼する必要があると、定期的に更新費用がかかってしまいます。
    どうしても代行費用を抑えたい場合は、ドメイン認証型の無料SSL(サーバー会社が提供しているケースが多い)を利用する方法もあります。

    ドメイン認証SSL証明書(または、クイック認証SSL)は、いくつかの認証局から、最低限の検証を経て発行されています。企業認証SSLサーバ証明書やEV SSLサーバ証明書と比べ、大幅に安価であることが特徴です。

    「ドメイン認証型」だからといって安全性が低い訳ではありません。しかし、企業や公共団体・自治体では、運営元の確認が行われ信頼性の高い「企業認証型」「EV認証型」を採用するケースも増えています。

    SSLサーバー証明書の発行にあたり、認証局は審査を行います。審査の際に確認する内容の量によって、以下の3つの種類があります。

    種類ドメイン認証型企業認証型EV認証型
    発行までの期間最短10分2日〜1週間1〜4週間
    証明される実在性ドメイン管理者登記済組織登記済組織
    発行対象者企業・団体・個人登記済組織登記済組織
    特徴暗号化通信
    低コスト
    暗号化通信
    企業実在証明
    暗号化通信
    企業実在証明
    所在地の認証
    グリーンバー

    ※最新のブラウザは、EVグリーンバーに対応しています
    EV SSL サーバー証明書を利用すれば、EV グリーンバー機能対応ブラウザではアドレスバーが緑色になります。これによって利用者は一目でそのサイトの安全性の高さを確認することができ、コンバージョンレベルの向上が期待できます。

    【3】アドレスバーで安全確保されているかわかる

    アドレスバーで安全確保されているかわかる

    SSL化しているかどうかは、ユーザーの安全性に関わる事ですので、誰でもホームページを見ている時に確認する事が出来ます。

    ホームページのURLに、SSL化の特徴があります。

    上記のイラストのように、http→https にURLそのものが変わっています。これにより、途中からSSLに変更したいという場合、サーバーに設定するだけでなく、URLに関わる全情報を変更する必要が出てしまいます。

    例えば、ホームページ上に表示されている写真画像の保管場所や、リンクに関する部分、場合によってはシステム内のプログラムまで、変更をする必要が出てくるため、後から変更する作業は大変労力や費用がかかります。

    これからホームページを作ろうと思う場合は、必ず最初からSSL化しておくと良いでしょう。

    ブラウザの、Google Chrome (グーグルクローム)では、非SSL化ページは、以下のようにアドレスバーに「http://」と【保護されていない通信】が表示されてしまいます。

    アドレスバーに「http://」と【保護されていない通信】が表示されてしまいます。

    【4】ユーザーはSSLの有無をとても重要視している

    ユーザーはSSLの有無をとても重要視している

    インターネット犯罪数は増え続け、警視庁の調査によると2018年のサイバー犯罪数は9,030件と過去最多となりました。

    このようなインターネット犯罪に関するニュースが増えることで、 「個人情報を入力する場合には、安全なサイトかどうか確認する」ということが、常識として浸透し始めています!

    みなさんもネットショッピングをするとき、怪しげなサイトより、信頼できるサイトで購入したいですよね。

    【5】ホームページのSSL化とは?まとめ

    【5】ホームページのSSL化とは?まとめ

    ホームページの常時SSL化は、サイト訪問者を安心させることやSEO対策の面で必須になりつつあります。

    費用をかけたくないからと言ってSSL化を避けることにより、SEO効果が低減するほか、ブラウザの警告メッセージによりサイト訪問者が敬遠することもあり得ます。

    現在においてSSL化は、きちんと費用をかけておくべき施策の1つと言えます。

    ホームページのSSL化で大事なのは、インターネットを利用しているユーザーの個人情報など、大切な情報を守り、安全にデータ通信を行うためです。

    現在、ホームページに「保護されていない通信の⚠警告」が表示されている
    常時SSL「 https:// 」化が必要な方はいらっしゃいませんか。

    ブラウザが、このサイトへの接続にはプライバシー保護に関して大きな問題があります。
    利用する場合は十分にご注意ください。とユーザーに教えてくれています。

    Webサイトへの訪問者に悪い印象を与えないためにも警告解除(常時SSLの導入)が必須です。
    警告が強化され、アクセスできなくなる前に、ぜひ一度お気軽にお声がけください。

    SSL化が未対応のサイト運営者は、これを機会としてSSL化をぜひご検討ください。

    【6】お問い合わせ先

    IPカスタマーサポートへのお問い合わせ

    弊社は、ホームページのSSL化やSEO対策など、セキュリティ面や運用面でのお悩みをお持ちのクライアント様にご支持頂いております。
    対面でのご相談のほか、通話アプリを活用したオンライン面談や、メールでのアドバイスも実施しています。この機会にぜひとも、お気軽にご相談ください。

    IPカスタマーサポートへのお問い合わせ

    ・メールは24時間365日受付(返信は弊社営業時間内に行います)
    ・電話(076-287-5329)は営業時間(9~18時)にて受け付けております。
    ・ZOOMなどを使ったオンライン商談で、全国どこでも対応が可能でございます。


    ホームページの常時SSL化「https」化が必要な方
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